1.302020
視覚障がい者対応PaperCut リリースステーションの開発が完了しました。
福祉系大学の要望により、PCリリースステーションに音声ガイダンスを搭載しました。
通常のPCリリースステーションの動きでは、ICカードをタッチすると、ユーザの送ったプリントジョブのリストが表示され、それを選んで印刷もしくは不要なジョブを削除します。
しかしながら、視覚に障害のある学生にとってはプリントすることさえできなくなってしまいます。
PaperCutユーザーリストに登録された特定のユーザグループに対しては、ICカードをタッチすると即、送っておいたプリントジョブがリリースできます。もし、何等かの原因でジョブが送られていない場合は音声ファイルを再生させ、「ジョブがありません。」と音声でガイダンスすることが出来ます。もちろん、印刷完了時に「印刷完了しました。」というアナウンスも可能です。
目が見えないのになぜ印刷するのかと思われる方がおられるかもしれませんが、視覚に障害のある学生も紙のレポートを提出することもありますし、音声入力などでテキスト化したものを書面レポートにするなど、紙媒体のコミュニケーションツールを使う場面もあります。
もし、プリンタにPCリリースステーションがなければ、印刷した文書がすぐに出力されてしまい、他の学生の文書と混じってしまいます。このような場合、視覚障害者の方はどれが自分の文書か判断することはほとんど困難です。
過去の記事
-
1.142023
なぜ大学市場でPaperCut が人気なのでしょう。
学生数1万人以上の大学と1500-3000人規模大学の35%以上でPaperCut が導入されていま...
-
1.42023
カードリーダなど機器、在庫状況及び価格変動見通しにつきまして。
PaperCut MF と連携して導入される機器の多くが海外からの輸入製品となっております。
-
12.222022
各社複合機エンベデッド対応状況のお知らせ
PaperCut MF は複合機と連携するため、エンベデッドソフトウエアをご用意しておりますが、複合...